LINE、利用者の6割以上が毎日使うと回答。3割以上がスタンプの購入経験あり
2014年12月1日、通販カタログの株式会社ニッセン(本社:京都市南区、代表取締役 佐村信哉、以下「ニッセン」)が運営するプレゼント・懸賞サイト「nissen もらえるネット」にて、2014年11月12日~19日の期間、会員922名に対して行った【携帯電話に関する意識調査】の調査結果が発表されました。
携帯電話利用者の9割近くが電話料金10,000円以下
「あなたの月の携帯電話料金はいくらですか」の質問に対し、最も多かった答えは「7,001円~9,000円」で23.4%となりました。2番目は「1円~3,000」円となり19.4%で、利用料金の二極化が明らかになりました。また携帯電話キャリア大手4社別で見ると「1円~3,000円」と答えた人の割合が最も多かったのはY!mobileで、最も少なかったのはsoftbankでした。また10,000円以上の携帯電話料金を払っている人の割合はsoftbankが最も多く17.2%。一方、一番少なかったのがauで11.2%となりました。
LINEが他のSNSを大きく引き離す普及率
「あなたが携帯電話を使う際、どの機能をよく使っていますか」の質問に対して電話、メール、インターネットの閲覧、カメラなど主要機能以外で最も多かったのはLINE(40.3%)で、Facebook(15.1%)、twitter(11.1%)など他のSNSを大きく引き離す結果となりました。
また、LINE利用者に使用頻度について尋ねたところ、「毎日」が最も多く61.1%となり、LINEがコミュニケーションツールとしての役割を大きくしていることが明らかになりました。また、LINEの利用について男女別で比較すると毎日使うといった人は男性の20.3%に対し女性の方が32.4%と10%以上高く、週1回以上利用する頻度についても同様に、女性の方が多いことがわかりました。
3分の1の人がLINEスタンプを購入したことがあると回答
LINEを利用している人に「あなたはこれまでにLINEスタンプにいくらお金を払いましたか」と尋ねたところ、34%の人が1円以上お金を払ったことがあると答えました。1,000円以上購入した人においては5.6%で、中には10,001円以上をLINEスタンプに費やしている人もいました。
LINEクリエイターズスタンプなども賑わいを見せる今、LINEスタンプ市場の拡大は、収まるところを知らないようです。
ふぁみぽん解説
スマートフォンとフィーチャーフォン
従来の電話・メール機能を主とした携帯電話をフィーチャーフォン(ガラケー)と呼び、ワンセグ・防水・緊急速報・赤外線・決済など機械としてはスマートフォンをリードしていた。
ゲームなどのアプリも動作するが、キャリア(Docomoやau、softbankなどの通信業者)毎に使えるアプリが分かれており、さらにアプリができることもキャリアにより制限(位置情報取得や通信)され自由度がない。この点がスマートフォンが流行るきっかけとなった。
そのスマートフォンは、キャリアではなく携帯電話を動かす基本のソフト(OS)により2大勢力に分かれる。
ひとつはアメリカのGoogle社が提供するAndroid(アンドロイド)OSを搭載したAndroidフォン、もうひとつはアップル社が提供するiOSを搭載したiPhone(アイフォン)。
Google社は自身のサービスを広げるために無償でAndroid(アンドロイド)OSを提供したので、様々なメーカーがそれをカスタマイズして販売している。対するiOSはiPhoneのみで動作する専用OSである。
それぞれのOSで動作するAndroidアプリ、iPhoneアプリは互いに互換性はないので、LINEのようなアプリも両方のOS向けのアプリを提供している。
いずれのアプリもフィーチャーフォンのアプリに比べて自由度が高く、様々なアプリがマーケットに出ている反面、利用者が注意を払わなければ、個人情報が漏れたり等のセキュリティの問題が発生する恐れがある。
SNS
SNSはSocial Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略で、インターネット上で人のつながり(ネットワーク)を主として、コミュニケーションを図る事を目的としたサービスのことである。
電子メールとの違いとして、相手が誰と連絡しているか、自分とつながりがありそうな人などの情報を、SNSの機能としてサポートしてくれる。具体的な関連付けの方法や通知、公開の範囲は、SNSのサービス毎に違ってくるので、それにより全く別の性格をしたサービスと言える。
現在主流なものは、LINE(ライン)、Twitter(ツイッター)、Facebook(フェースブック)などがある。
LINE(ライン)は電話番号を、Facebookは実名をもとに”つながり”がサポートされる。
Twitter(ツイッター)は匿名性が高いが、それ故に油断が生じた投稿につながる事もあり、事件性の高いものに発展すると過去の投稿(例えば、顔写真を出す、通っている学校が推測できるもの)から本人が特定される事も多い。
上手に活用すれば、日々の連絡網としての活用、古いの友人と再会などの人間関係の広がりにも活用できるが、それは各サービスの機能を良く理解する事が前提となる。
LINEスタンプ
SNSツールLINEでは、利用者の間でメッセージのやり取りをする際に、絵文字とは別に「絵」が使える。その絵をLINEスタンプと呼んでいる。
絵文字に比べて絵なので情報量が多く(ひとつの絵で「飲み過ぎてフラフラ」を表現するなど)、文中に入れる絵文字と異なり、LINEスタンプのみで返信することもある。いわば表現のコピー&ペースト(切り貼り)と言えよう。
LINEスタンプは、他のメーカーや個人も作成する事ができ、キャンペーンなどの広告にも活用したり、キャラクタの展開にも使われる。いずれもLINEで審査が行われ、スタンプ総数は3500万を超える。販売総額36億円とLINEのサービスを支える柱にもなっている。